こんにちは、ダイスケです。
お風呂の掃除をする洗剤の中に混ぜるとダメなものがあります。
混ぜて使いたい洗剤があったり混ぜてしまったという方はきっといることでしょう。
- お風呂の洗剤を混ぜてしまったけど有毒ガスが発生しているか心配
- 混ぜるな危険の洗剤を混ぜたら何がどうなるの?
- 混ぜるな危険と書いていないものは混ぜても大丈夫と思っている
この記事はこのようなことを考えている人に向けての記事です。
目次
混ぜるな危険書いているお風呂洗剤は混ぜたらだめ
お風呂掃除の時に使う洗剤、お風呂用洗剤って混ぜたらだめなんですか?
お風呂洗剤は、「全て混ぜたらだめとは言いませんが、混ぜたらだめなものと混ぜても支障がないものがあります」となります。
割合的に言っちゃうと市販で売っているお風呂用の洗剤の多くは混ぜても大丈夫です。
その中で、
混ぜてはいけない洗剤は
カビを取る塩素系漂白剤と酸性の成分の洗剤です!
この二つを、
混ぜると有毒ガスが発生しますので混ぜてはいけないのです。
それらの洗剤には、
混ぜるな危険
と書いています!
混ぜるな危険と書いてあるの混ぜてはいけないのです。
混ぜるな危険と書いている洗剤を使用するときに気を付けたいことがあります。
- 単体で使う
- よく水を流す
使用する時は単体で使って掃除をしましょう。
そして、
洗剤を流すときはサッとではなく念入りに水をかけて流しましょう。
洗剤の液性の種類
家庭で一般的に使用される洗剤の液性はいくつかあります。
アルカリ性・中性・酸性に別れており、
さらに言うと、
アルカリ性 弱アルカリ性 中性 弱酸性 酸性の5つになります。
アルカリ性と酸性を混ぜたらいけないという話ではなく、塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜてはいけないのです。
塩素系漂白剤はカビの除去に効力があるアルカリ性の洗剤です。
これを水垢などに効力がある酸性の洗剤と混ぜると塩素ガスが発生して人体に影響を与えてしまうのです。
塩素系を混ぜてしまった過去の塩素ガスの事故
実は、
過去に悲惨な事故が起こっているんです。
1987年には徳島県で主婦がお風呂で塩素系カビ取り洗剤と酸性の洗剤を混ぜてしまって塩素ガスにより呼吸困難で亡くられました。
1989年には長野県の主婦が同様に塩素ガスで亡くなられています。
その他にも病院搬送された方も5件あります。
社会的にも問題視されて1989年から塩素系や酸性の洗剤に混ぜるな危険ラベルが貼られるようになってきました。
このように命の危険にもかかわる事なので十分な注意が必要なのです。
混ぜてはいけない【混ぜるな危険】の具体的な洗剤の種類
それでは、
「じゃあ実際にどの洗剤が混ぜたらいけないの?塩素系とか酸性とか言われても・・・」
ってなります!
具体的にどの洗剤が混ぜたらだめなのか?
代表的なものをあげていきます。
(お風呂用の洗剤だけでなく家庭用洗剤で書いています)
■塩素系漂白洗剤(次亜塩素酸ナトリウム)
・カビキラー
・カビホワイト
・カビハイター
・キッチンハイター
・ブリーチ
・パイプマン
他類似品多数あり
■塩素系と混ぜてはいけない洗剤など
・サンポール
・お風呂用ティンクル
・スクラビングバブル 酸性防カビ・除菌プラス バスクリーナー(2018生産終了品)
・スクラビングバブル 強力バスクリーナー(2017年生産終了品)
・茂木和哉
・お酢
・クエン酸
他類似品あり
成分に酸性と書かれているものと塩素系・次亜塩素酸ナトリウムと書かれているものを混ぜてはいけません。
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混ぜるな危険の洗剤を混ぜてしまったら
「もし誤って塩素系漂白剤と酸性の洗剤などを混ぜてしまった場合はどう対処すればいいの?」
塩素ガスが発生すると刺激臭がします。
さらに、
鼻がおかしい、目が痛い、喉が痛い、めまい、吐き気
の症状が少しでもあれば換気をしてその場を離れましょう。
かなり体調が悪い場合は病院に受診してください。
刺激臭がおさまるまでは発生している場所には入らないようにします。
刺激臭がなくなると、水でしばらく念入りに流して換気を続けていると刺激臭は徐々になくなります。
塩素系漂白剤単体でもある程度刺激はある
カビキラーなどの塩素系漂白剤は単体で使っても鼻や目に異変を感じます。
これは、酸性洗剤と混ぜて出る塩素ガスとは違います。
でも、
長く吸ってると不快だったり体調がわるくなることがあります。
塩素系漂白剤を使うときは、換気をしながらマスク(防毒タイプ)をしましょう。
そして、
時間を置く場合は速やかにその場を離れて時間を置いた速やかに水で流しましょう。
飴やガムを食べながら塩素系漂白剤の使用は危険
これは意外な盲点になるのですが、私も一度やってしまった苦い経験があります。
レモン味の飴を口に入れたまま塩素系漂白剤で浴室を洗っていました。
すると、
激しい目まいと吐き気に襲われたことがあり慌てて外に出て休憩しました。
30分ほどしたら症状はおさまりました。
これは、
レモン味の飴に入っているクエン酸と塩素系が口の中で反応したと思われます。
塩素系や酸性の洗剤を他の洗剤と混ぜる?
塩素系漂白剤や酸性洗剤が他の洗剤と混ぜる場合は大丈夫なの?
大丈夫な場合もありますが、
基本的にやめましょう
まず酸性洗剤ですが、酸性のものは中性やアルカリ性と混ぜることに一般家庭の掃除においてあまりメリットがなくデメリットが多いので混ぜることはやめましょう。
カビを取りながら他の汚れを同時に取ることはできるのですが、塩素系の成分を吸いながら作業することが気分悪くなることがあるのでやめましょう。
それと、
塩素系漂白剤は、中性のお風呂洗剤混ぜるとにおいが混ざり変な臭いになることもあります。
要するに、
混ぜるな危険と書かれているものは単体で使ってください。
それと、先ほども書きましたが塩素系漂白剤単体だけでも鼻や目にくるので気を付けなければなりません。
塩素系漂白剤も酸性洗剤も基本的には混ぜないで使いましょう。
プロは混ぜてお風呂を掃除する
ハウスクリーニングを仕事でしていると洗剤や薬品を混ぜたがります。
私も何種類かの洗剤を混ぜることがよくあります。
洗剤を混ぜることにより、1.2倍の洗浄力になったり2つの工程が1工程に時短ができたりします。
早くきれいにするという努力はプロはします!
塩素系漂白剤に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と中性洗剤を混ぜてお風呂を掃除したりします。
カビや石鹸カスや湯垢などを一気に落とすのです。(頑固な水垢は酸性が必要)
ただし、
まとめ
混ぜる危険と書いているお風呂洗剤や一般家庭洗剤は、混ぜると有毒ガスが発生します。
だから混ざらないようにしましょう。
使うときは、しっかり水を流して洗剤分を取ってください。
万一、混ぜてしまった時はその場から離れてくださいね。
そして、
換気をしてください。
何度も言いますが、体調が悪い場合は病院にいきましょう。