ぺーいちろうです。
世の中には勘違いしてしまう家電というのがあります。
お掃除機能付きエアコンはそのうちの一つではないでしょうか。
今日は『お掃除機能付きエアコンがカビ臭い』話です。
お掃除機能付きエアコンがカビ臭い
お掃除機能付きエアコンがカビ臭い!
って思われる方ももしかしているのかな?
お掃除機能付きエアコンとは、フィルターをお掃除ロボットと呼ばれるユニットが自動で掃除してくれるエアコンです。
ここ10年で飛躍的に増えて、今となってはお掃除機能がついていないエアコンのほうが売り場には少ないです。
フィルターを自動でお掃除する機能がついているだけで購入者は、
- いつでもエアコンがきれいな状態
- エアコンクリーニングは不要
- カビ臭い風なんて出てこない
と思っていることがあります。
お客様や知り合いにその声を聞いています。
で、
実際にどうなのか?
- エアコンは汚れてむしろ汚い
- エアコンクリーニングは必要
- カビはガンガンに生えて臭い風も当然出る
となるのです。
別に私は家電メーカーに恨みをもっているものでありません。
お掃除機能付きのエアコンを買った人ならわかっているでしょう。
お掃除機能付きエアコンはカビ臭いし汚れる
ということを。
↑ダイキンのお掃除機能付きエアコン
エアコンクリーニングの現場を多数経験していますが、お掃除機能付きエアコンと機能がついてないシンプルなエアコンではお掃除機能付きのほうがカビ臭くなりやすいと実感しています。
フィルターを自動で掃除するのになぜ?
って思うかもしれないですね。
エアコンの汚れは、フィルターが汚れるとそこからエアコンの内部が汚れるということはあります。
ただフィルターがきれいな状態であればエアコンにカビが生えないかといえばそれは違います。
フィルター以外のところからもホコリが侵入します。
それでもフィルターがきれいな状態であればカビが生えるスピードは遅くなります。
フィルターを自動でお掃除する機能が付いているエアコンのフィルターは細かいホコリがたくさん残っています。
そしてお掃除ロボットのユニットはフィルターを掃除するのでアルミフィンの前にドーンとあります。
↑取り外したお掃除ロボットのユニット
エアコンはモノ(ユニット)が付いているとその付近や裏が汚れやすくなります。
ホコリが溜まりやすいのです。
エアコンは多機能になるとユニットが増えて汚れる原因の一つになります。
お掃除機能付きエアコンは、決して汚れにくい構造になっているわけでなくむしろ汚れやすい要素が多いので当然カビの発生も多くなります。
お掃除機能付きエアコンはカビ臭くなって当然なのです。
エアコンはシンプルなほうが扱いやすいのです。
お掃除機能付きエアコンがカビ臭いのを解消するには
お掃除機能付きエアコンはカビ臭くなってしまうとどうすればよいのか?
カビ臭く感じるということにもいくつか種類があります。
- カビ臭いように感じる
- つけ始めなどがカビ臭く感じる
- 見るからにカビが生えているしカビ臭い
- エアコンを付けたらカビ臭いし黒い粉ようなものが飛んでくる
エアコンは汚れがほとんどなくても臭いがするときがあります。
設定温度と室内温度の関係で臭いが発生することもあります。
エアコンにカビが生えているとつけ始めが臭いときがあります。
エアコンのつけ始めが臭いのはカビだけが原因ではないのですが、カビ臭いときはカビを疑います。
エアコンの吹き出し口やカバーや前面パネルを開けてフィルターやアルミフィンにカビが生えていてカビ臭い場合は、完全にカビが原因で悪臭を放っています。
それが酷くなると、カビの胞子が吹き出し口から飛んできます。
カビ臭い風が出ている時点で目に見えない胞子が飛んでいる可能性はありますが、目に見えている場合は相当なカビ汚れがあるということです。
カビを吸ってしまうと夏風邪を引いたり肺炎を起こしたりします。
お掃除機能付きエアコンにカビが生えてしまったら専門のエアコンクリーニングでしか取ることができません。
吹き出し口やルーバーなどについたカビは拭き掃除で取れる部分がありますが、アルミフィンやドレンパンやファンや奥の部分はエアコンクリーニングの力が必要です。
エアコンクリーニングをするには分解をします。
エアコンのカバーやルーバーを外して水に濡れていけないものは外したり養生したりします。
お掃除ユニットも外さなければなりません。
お掃除ユニットを外す作業の時間・手間・リスクが通常のエアコンに比べてかなり変わってきます。
組み立てにも時間がかかります。
そのためにお掃除機能付きエアコンのクリーニングの金額は1.5倍から2倍にくらいになります。
分解をして専用の洗剤で高圧洗浄をしてエアコンのカビを除去します。
大部分のカビはエアコンクリーニングにより除去ができます。
まとめ
お掃除機能付きエアコンはカビ臭くなります。
フィルターを自動でお掃除する機能がついていてもカビは生えますし臭いもします。
お掃除機能付きエアコンをカビ臭いのを除去するには、プロによるエアコンクリーニングが必要になります。
エアコンはお掃除機能などついていないシンプルなエアコンのほうが扱いやすくおすすめします。