ぺーいちろうです。
今日はお掃除エアコンについてプロのエアコンクリーニング・ハウスクリーニングをしている人間から見た評価を書きます。
お掃除エアコンにはどんなメリットがあるのか？
結論から言いますと、メリットはないに等しいです！
あくまでも私見ですが・・・
目次
お掃除エアコンのメリットはこんなに少ない
お掃除エアコンのメリットってなに？
ここでいうお掃除エアコンはフィルター自動お掃除機能付きエアコンのことです。
言い方は、お掃除エアコン・お掃除ロボ付きエアコン・お掃除機能付きエアコンなどいろいろあります。
この記事ではシンプルにお掃除エアコンで行きます。
お掃除エアコンのメリットは、
- フィルターが少しきれいになる
以上です。
他に考えても思いつかないのです。
しかし、、
デメリットはたくさん出てきます！
デメリットだらけのお掃除エアコン
お掃除エアコンはメリットはないに等しいのですが、デメリットは結構たくさんあります。
お掃除エアコンのデメリット
- フィルターはそれほどきれいに掃除できていない
- カビ臭くなりやすい
- 普通に汚れるのでエアコンクリーニングが必要
- 何かと価格が高い
- メンテナンスが自分でやりにくい
- エアコンが大きい
デメリットが目立ってしまいますが、これが本当なので仕方ないです。
実際に使っている人の中でも実感している人はいるでしょう。
フィルターはあまりきれいにならない
フィルターを自動でお掃除でするお掃除エアコンなので当然フィルターはきれいになる！
はずなのですが、
結構汚れるのです。
↑お掃除エアコンのフィルター！埃だらけ
もちろんフィルター自動お掃除機能がついていない機種と掃除をしない状態で同じ時間経過をした結果を見るとお掃除エアコンのフィルターのほうがきれいです。
それが負けているようなら存在価値すらないことになりますよね。
フィルターは確かに掃除されています。
ただその掃除の具合が甘いのです。
フィルターを外せばホコリまみれになっていることも多く目詰まりを起こしていることもしばしば。
フィルターを掃除するローラーなども汚れていることも多いです。
フィルターのホコリは自動で取ってもどこかにホコリが溜まりがちなのです。
カビ臭い
お掃除エアコンはフィルターを自動で掃除するので汚れにくいという先入観があります。
その先入観は、
お掃除エアコンはカビ臭くならないという間違った認識になっている場合があります。
お掃除エアコンは、通常のエアコンと同じでカビが生えてカビ臭くなります。
私の体感的に感じるのは、
むしろお掃除エアコンのほうが汚れやすくカビ臭い
のです。
↑シャープの2011年お掃除エアコン
しかしこれは、同業の仲間の声も含めて間違いなさそうです。
エアコンクリーニングが必要
お掃除エアコンも汚れる・カビ臭くなる
となれば、
エアコンクリーニングは必要なのか？
となります。
答えはもちろん
お掃除エアコンもクリーニングが必要です。
お掃除エアコンはフィルターを自動で掃除するという機能だけであってアルミフィンや吹き出し口やファンやその他の各所は普通に汚れます。
家電量販店の売り場の人は、売ることに必死であるしイマイチよくわかっていない人もいるので
お掃除エアコンはエアコンクリーニングをしなくても大丈夫！
と言ってる人もいます。
実際に私のお客さんでも、
と気を使われたことがあります。
それらすべてが間違いでお掃除エアコンもエアコンクリーニングが必要です。
分解して高圧洗浄をするエアコンクリーニングです。
何かと価格が高い
お掃除エアコンは何かと価格が高いのです。
エアコン本体もお掃除機能がついていない機種に比べて高いです。
15年前くらいの出始めの頃に比べると随分値段がこなれていますが、他の機能も満載して価格が高く設定されているエアコンはたくさんあります。
お掃除機機能付きの廉価版のエアコンも最近では増えました。
エアコンが故障したときにかかる費用が、お掃除ユニットの部分などになると結構な修理費用が取られることになります。
色々なものが付いているということは、故障のリスクも高くなるということなのです。
エアコンクリーニングはどうか？
これもかなり高くノーマルのエアコンのクリーニング相場が1台8000円～12000円くらいですが
お掃除機能付きエアコンは、14000円～20000円になります。
メンテナンスがやりにくい
お掃除エアコンの自分でメンテナンスがやりにくいです。
メンテナンスといってもフィルターを外して掃除したり、ルーバー（羽根）を拭いたりするのがノーマルなエアコンに比べると
やりにくいのです。
どこを開けていいのかわからない！
どうやって外すかわからない！
こうなるのです！
そして、無理に力を入れてバキって折ってしまう！
作るほうは当たり前にできることでも、一般の人にはできないのだ。
全てとは言いませんが、お掃除エアコンはメンテがやりにくい。
エアコンが大きい
これはデメリットというべきかわかりませんが、お掃除エアコンはお掃除ユニットが付いていることもありエアコンが大きいことが多いです。
エアコンのが大きいというのは横幅が長いということではなく、奥行きが長く出っ張っているのです。
お掃除エアコンは、エアコンの中で中級から高級モデルに位置するものが多いのでお掃除機能以外にもいろんな機能をついています。
ほとんどいらない機能になりますが、エアコンは重く大きくなるのです。
まとめ
お掃除エアコンのメリットとデメリットを書いてみました。
デメリットばかり目につきますが、エアコンクリーニングの仕事に関わっている人なら私でなくてもお掃除エアコンは
すすめないことが多いのではないでしょうか。
私もお客さんからエアコンの購入の相談をされることがよくあります。
その時はきっちりお掃除エアコンのいいところと悪いところを説明したうえでアドバイスさせていただいています。
もちろんお掃除エアコンをすすめることは今日現在ではありません。
